虫歯治療
虫歯治療の痛みをできるだけ抑えます

明石市の歯医者【米澤デンタルクリニック】では、患者さまに安心して診療を受けていただけるよう、可能な限り痛みや不快感を抑える治療に力を入れております。
多くの方が歯医者に対して緊張や不安を抱いて来院します。その原因の多くは、治療中の痛みはもちろん、ドリルの高音や治療内容が分からないことなど、見えない恐怖にあると考えられます。
そこで当院では、痛みを最小限に抑える工夫や取り組みを行い、患者さまが安心できるよう丁寧な説明を心がけています。
痛みを最小限に抑える工夫
表面麻酔
ご希望の方には、注射の前に歯ぐきの表面に麻酔薬を塗布します。これにより、針が刺さる瞬間のチクッとした痛みを感じにくくなります。
35Gの麻酔針を使用
極細の「35ゲージ」という針を使用することで、刺入時の痛みを大幅に軽減します。一般的な針よりも非常に細いため、刺激が最小限に抑えることができます。
電動麻酔
注射のスピードと圧力を自動でコントロールできる電動麻酔器を導入しています。手動よりも一定のスピードでゆっくりと麻酔薬を注入できるため、痛みや違和感が少なくすみます。
ウォーマー
麻酔液を人肌に近い温度まで温める専用のウォーマーを使用しています。冷たい麻酔液を体の中に入れると痛みを感じやすくなるため、温めることで刺激を軽減しています。
このように、明石市の歯医者【米澤デンタルクリニック】では、可能な限り痛みを抑える治療を目指して、さまざまな工夫と配慮を行っています。治療中も患者さまの表情や反応を確認しながら、痛みがないか丁寧にお声がけし、安心して治療を受けていただけるよう努めております。
「できるだけ痛くない治療」をお求めの方は、ぜひ一度、明石市の歯医者【米澤デンタルクリニック】へご相談ください。
削る量が少ない虫歯治療

「歯を削ること=歯の寿命を縮める原因になる」というのは、避けられない現実です。たとえ虫歯治療の一環であっても、削る範囲が広がれば、その分だけ歯にかかるダメージは大きくなります。そこで当院では、できる限り天然の歯を残すために、以下のような工夫を取り入れ、歯の削る量を抑える治療を心がけています。
削る量を最小限に抑える工夫
コンポジットレジン
小さな虫歯であれば、短時間で治療が可能で、費用も抑えられます。主に使用している「コンポジットレジン」は、白くて硬いプラスチックのような素材で、見た目も自然です。この材料を用いることで、虫歯の部分だけを最小限に取り除き、周囲の健康な歯質をほとんど削らずに済むという大きなメリットがあります。
う蝕検知液
虫歯の部分だけを的確に削るために、「う蝕検知液」という薬剤を使っています。これを使うと、虫歯に侵された部分が赤く染まり、健康な歯との区別が明確になります。その結果、必要以上に歯を削ることなく、虫歯の取り残しも防ぐことが可能です。
神経を守り、できるだけ歯を残すための取り組み

虫歯が進行してしまうと、歯の神経を取る「抜髄」や、歯そのものを抜く「抜歯」が必要になることがあります。しかし、これらの処置は可能な限り避けるべきと当院は考えています。
神経を失った歯は、時間の経過とともに脆くなり、強い力が加わることでヒビが入ったり、割れてしまったりするリスクが高まります。一方、抜歯を行った場合は、失った歯を補うために入れ歯・インプラント・ブリッジなどの選択肢が必要になりますが、どれも天然の歯に比べて噛む力が弱くなり、費用面の負担も大きくなります。
そのため当院では、できるだけ神経を残し、歯を抜かずに済むような治療方法を優先してご提案しております。ただし、虫歯の進行状況によっては、すべての症例で対応できるわけではないため、まずはご相談ください。
歯の神経を守るための工夫
神経を保護するお薬(セラカル)
虫歯を削った際、神経の近くまで達してしまった場合には、歯の内部を守るための「セラカル」という薬剤を使用します。セラカルは、神経を刺激から保護する性質があり、神経を残せる可能性を高める効果が期待できます。これにより、神経の除去(抜髄)を回避できるケースもあります。
MTAセメントを引いて様子を見る
虫歯が進行して神経が一部露出している場合でも、「MTAセメント」という特別な薬剤を使うことで、神経を取らずに済むこともできます。この薬は、しっかりふたをしてばい菌が入るのを防ぎ、神経が自然に治るのを助ける働きがあります。
ただし、この治療法が適応できるかどうかは症状によって異なります。たとえば、ズキズキとした強い痛みがある場合は、すでに歯髄が深く侵されている可能性が高く、MTAセメントによる保存は難しいことがあります。
そのため、早めの受診と診断が重要になります。痛みが軽いうちに治療を受けることで、神経を残す可能性が広がります。
虫歯の進行段階について
虫歯は、初期の段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。虫歯の進み具合によって、治療方法や必要な処置も変わってきます。以下は、虫歯がどのように進行するのか段階ごとにご紹介します。
C0(初期虫歯)
歯の表面(エナメル質)が白く濁り、少しツヤがなくなる状態です。まだ穴は開いておらず、痛みもありません。この段階であれば、フッ素塗布や歯磨き方法を改善することで自然に再石灰化(治癒)する可能性があります。

C1(エナメル質の虫歯)
歯の表面に小さな穴ができ始めた状態です。虫歯がエナメル質内にとどまっており、まだ痛みを感じることは少ないですが、進行する前に治療が必要です。治療は比較的簡単で、短時間で終わることが多いです。

C2(象牙質まで進行)
虫歯がエナメル質を越えて、内側の象牙質にまで達した状態です。冷たいものや甘いものにしみるなどの症状が出ることがあります。放置すると進行が早いため、適切な治療が必要です。

C3(神経まで到達)
虫歯が神経(歯髄)にまで達している段階です。ズキズキとした強い痛みを感じることが多く、神経を取る「根管治療」が必要になるケースがほとんどです。

C4(歯の根だけが残っている状態)
歯の大部分が崩壊し、根っこだけが残っている状態です。神経はすでに死んでおり、痛みを感じないこともありますが、放置すると膿がたまるなど別のトラブルにつながります。多くの場合、抜歯が検討されます。

歯をできる限り長く保つためにも、虫歯は早期の治療がとても大切です。症状が軽いうちであれば、歯を削る量も少なく済み、神経を守れる可能性も高まります。
また、治療後も健康な状態を維持するためには、毎日の丁寧な歯磨きに加えて、歯医者での定期的なチェックが欠かせません。定期検診を受けることで、虫歯の再発リスクを大幅に抑えることができます。
大切な歯を守るためにも、気になる症状があれば、明石市の歯医者【米澤デンタルクリニック】までご相談ください。